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徳間文庫
青紬の女―仕舞屋侍

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198941147
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

好評書き下ろし長篇時代剣戟シリーズ第3弾!
天涯孤独の娘を預かった青紬の女渡世人の依頼とは?米問屋の手代が店の金を持って女房と娘を連れ夜逃げをした。番頭は町方同心に通報。宿場の旅籠で手代夫婦は殺害された。だが金が見つからない。偶然同宿していた女渡世人のおまさは、娘を助けたことで町方と番頭一味に追われる事態に。娘が鍵を握っていると睨み、さらっていこうとする町方。金は問屋と同心が結託して相場に手を出すための資金だった。旅の途中だったおまさは、江戸で仕舞屋侍の九十九九十郎に助けを求める。書下ろし長篇時代剣戟。

辻堂魁[ツジドウカイ]
1948年、高知県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て作家デビュー。骨太な筆致で描かれる人物造詣や物語展開には評論家・縄田一男も脱帽。「風の市兵衛」「夜叉萬同心」シリーズなどが読者の絶大な支持を得ている。

内容説明

女渡世人おまさは宿場の旅籠で親子三人連れと同宿し、娘のお玉に懐かれる。その夜、何者かが来襲しお玉の両親が殺害された。危うく難を逃れたお玉は不相応な小判を所持していた。宿帳に記された江戸の住処までお玉を送り届けることになったおまさ。追手が再びお玉を襲うが、偶然、九十九九十郎が窮地を救う。九十郎も内済ごとの絡みからおまさを捜していたのだ…書下し長篇時代剣戟。

著者等紹介

辻堂魁[ツジドウカイ]
1948年、高知県生まれ。出版社勤務を経て作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

114
仕舞屋侍「青紬の女」3巻。九十九九十郎さん今回も落とし所が良かったですね、超派手な剣戟シーンは無いが張り詰めた緊張感とホットする処が繰り返され楽しく読めますね。2016/07/23

kei302

46
九十九家の家事を任されているお七の描写、特に食事の場面が楽しみなシリーズ。第3弾は登場少なめで残念だったけど、今回は4歳のお玉の健気な姿がよかった。女壺振り!「青紬のおまさ」を「おまさちゃん」と呼んで慕う姿や心細さに耐える姿、子どもの描き方が巧すぎます、辻堂さん。お雅の過去が強烈だった。ラストの「お玉、絶対手を放しちゃいけないよ。ずっと一緒だからね」「うん、ずっと一緒にいてね」まで読んで一安心した。2025/05/22

のびすけ

33
「青紬のおまさ」と呼ばれる壺ふりの女渡世人おまさ。青梅の宿で居合わせた親子三人連れが賊に襲われ、おまさは殺された夫婦からお玉のことを託される。悲しい過去を持つおまさと両親を失ったお玉。この二人の関係がなんとも切ない。九十郎の仕事ぶりも鮮やかだったが、なによりおまさとお玉の物語が深く心に響いた。拐われたお玉を取り戻したあとの二人の言葉「お玉、絶対手を放しちゃいけないよ。ずっと一緒だからね」「うん、ずっと一緒にいてね」。もうここで涙涙。二人が離れることなく幸せでいることを願わずにはいられない。感動しました!2021/02/11

onasu

30
甲州裏街道(この名称!)青梅宿で両親を殺された娘を、同宿の女渡世人青紬のおまさが江戸まで連れてくる。それと九十九九十郎が知己から頼まれた事案とが結びつき…。  一見関係のなさそうな事柄が関連してくるのは、本作に限らぬ定番だが、ここではもう一件おまけのような下世話な「仕舞屋」事案も絡めてもみ消しを図る。  シリーズも三作目で、読み始めは設定を忘れていたが、ふじ湯の二階でのやり取りからのってきた。お七目当てに日参していた甥っ子(?)が出てこなかったのは残念だが、本作もストーリーと共に剣劇も楽しめる作品でした。2016/07/18

ベルるるる

26
小太刀の名手の武家娘の「結木雅」が今は女渡世人の「青紬のおまさ」に。仕舞屋として、おまさと結木家をつなぐ九十郎。2019/05/13

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