徳間文庫<br> 県警出動

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徳間文庫
県警出動

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198940997
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

県警ベテラン刑事が、新米エリート刑事を叱咤しながら地を這う捜査で県会議員殺害事件の真相を暴きだす! 書下し長篇警察小説。

群馬県の山間にある人造湖で県会議員の絞殺死体が発見された。自殺・他殺両方の線で捜査が進められるが、被害者が議員になる前に教師をしていた高校の教え子で同級生だった三人に嫌疑がかかる。だが捜査は難航した。十年前の台風の夜におこった、ある凄惨な出来事が事件の奥に深く根をはっていたとは…。
群馬県警のベテラン刑事・財津善一が、新米エリート刑事・塩野忠を叱咤しながら地を這う捜査で真相を暴きだす! 書下し長篇警察小説。

【著者紹介】
1950年埼玉県生まれ。早大一文卒後、ブラジルへ移住。パウリスタ新聞勤務。本名・高橋幸春で第6回潮ノンフィクション賞、第13回講談社ノンフィクション賞を受賞。00年「天皇の船」(文藝春秋)で小説デビュー。03年「国籍不明 上・下」(講談社)が第6回大藪春彦賞候補となる

内容説明

群馬県のダム湖で県会議員の水死体が発見された。遺体の首にはロープが絡みついていた。溺死か縊死か、自殺か他殺か。解剖結果では双方捨て切れなかった。被害者が議員になる前に高校教師をしていた当時の教え子男女三人が捜査線上に浮かぶが、詰めきれない。事件は九年前のある出来事にまで深く根が繋がっていた。県警富岡署のベテラン&新米刑事が真相を暴く!

著者等紹介

麻野涼[アサノリョウ]
1950年埼玉県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

103
お初の作家さん。派手ではない刑事の捜査を丁寧にあきらめずに追いかけている作品だった。ストーリーは特に目新しくはない(辛口御免)しかしながら最後まできっちり読ませてくれる、刑事・財津の人間臭さが良い。こんな警官がいるから警察小説は好きだし、日本の警官は捨てたもんじゃないと誇れるのだなぁ(って小説なのだけれど)それにしても、娘の訴えを本気にしなかった母、その苦しみと自殺そしての原因を作った鬼畜にも劣る義父の存在から身を守る方法は愛美には無かったか?どんなに義祖父は優しくて又、石角先生もこれが愛美を守る術か?2016/05/08

ナミのママ

45
移動が多かった一週間に持ち歩いた一冊。登場人物もわかりやすく、さらっと読了。途中から犯人も動機もわかってきました。事件もさることながら、深く掘り下げて食いついていく捜査もなかなかでした。私の中では、安心して読める作家さんです。2016/07/02

きさらぎ

41
プロローグから本編~エピローグの流れが自然でわかりやすかった。広いお屋敷に一人住まいのワケアリの高校生の愛美。台風の夜に何が起こったのか?順序立てて推理できる楽しさがあった。何も聞かずにすべてを受け入れてくれた石角のような先生もいれば、元生徒の事情を利用しようとする教師もいる。二種類の教師像の対比も面白かった。2016/08/27

kei@名古屋

23
追いかけている作家さんの一人です。水曜9時からの2時間ドラマで相棒とか9係の裏だけど迷うなぁと言いながら放送しそうなそんな物語です。地方議員とか元教え子とか北関東の香りが漂うそんな物語。嫌いではないが世界に残す一冊か?と言われると既視感を覚える。ただ既視感を覚えるからこそ安心して読める物語。2時間ドラマという形容が一番似合う気がします2016/04/13

シアン

8
群馬県が舞台の警察小説。題名には県警とあるから、県警本部の刑事が活躍するのかと思った。実際は所轄のベテラン刑事が、足を使い、地道な捜査をしていく。派手さはないけれど、こういう地味で泥臭いのも悪くない。2016/07/04

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