出版社内容情報
中国大陸を疾駆する不器用な青春。疾走する文体! 直木賞受賞作『流』の原点!
直木賞受賞作『流』の原点。傑作青春小説!
どうしてひとりぼっちじゃ駄目なのだろう? もと引きこもりの19歳。ゆるーいヒーローが中国大陸を疾駆する。水洩れしている心を抱えて…。直木賞作家が描く切ない恋と、何処までも続く沙漠をひた走る旅の行方に…。弁当工場でバイトしながら、三流大学に通う高良伸晃は教室で陸安?という中国人女子学生に惹かれる。引きこもり後、初の恋心をずたずたにされ、中国に短期留学する。
【著者紹介】
1968年台湾生まれ。中国人の両親とともに5歳まで台北。以降日本育ち。02年第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞を受賞。翌年『逃亡作法TURDONTHERUN』として刊行。2009年『路傍』で第11回大藪春彦賞受賞。2015年『流』で、第153回直木賞受賞。近著に『ラブコメの法則』『キッド・ザ・ラビットナイト・オブ・ザ・ホッピング・デッド』、初のエッセイ『ありきたりの痛み』など。
内容説明
弁当工場でバイトしながら、三流大学に通う高良伸晃19歳。教室で、陸安娜という中国人女子学生に惹かれる。しかし、安娜に恋心をずたずたに引き裂かれ、中国に短期の語学研修へ。その後、上海で偶然出会ったバイト先の先輩に頼まれ、盗難車の移送のため、一緒に上海から西安、そして黄土原原の沙漠へと向かう。切ない恋と水漏れした心を抱えて、中国大陸を疾駆する長篇青春小説!
著者等紹介
東山彰良[ヒガシヤマアキラ]
1968年台湾生まれ。5歳までは台北、9歳より日本在住。2002年、「タード・オン・ザ・ラン」で第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞&読者賞を受賞。同作は2003年、『逃亡作法―TURD ON THE RUN』と改題して作家デビュー。2009年、『路傍』で第11回大藪春彦賞を受賞。2014年、『ブラックライダー』が第67回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補となり、第5回「AXNミステリー闘うベストテン」第1位となる。2015年、『流』で第153回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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