出版社内容情報
問題なのは杭打ち偽装だけではありません!どのマンションにも潜在する「管理問題」。この話は決して他人事ではありません!
「そんなことを言うなら、他所へ引っ越せばいいじゃないですか」初めて理事会に出席して不透明な管理費支出に疑問を投げかけた大竹は、他の理事から総スカンを食らう。「このマンションはおかしい!」調べると、大手マンション管理会社の東アメと古い理事との癒着で、住民がプールしている膨大な管理費が彼らの都合のいいように使われていた。理事会や無関心な住民の白眼視の中、たったひとりの叛乱を起して不正を追求する大竹…。その驚くべき実態!?
【著者紹介】
東大卒業後、新日本製鐵、大林組を経て会社創業。フォビア治療専門の心理カウンセラー。作家・ジャーナリストでもある。著作:『談合業務課』(光文社)、『告発』(徳間書店)、『アフガンの義足士』(東京図書出版会、最優秀作品)、『メナムの濁流』(双葉社)、『ニューヨークの魂』(文芸社)。
内容説明
エレベーターが綺麗かどうかはマンション管理のバロメーター。管理会社は担当物件を格付けして手を抜きまくる―妻恋坂マンションに入居した大竹次郎は、理事会に出席して驚愕した。不審な外壁修繕工事費処理が発覚しても認めず丸め込もうとする管理会社。追及どころか大竹を排除しようとする理事会。このマンションはおかしい…大竹のたった一人の叛乱が、やがて大きな不正を暴きだす!書下しマンション問題“警発”小説。
著者等紹介
鬼島紘一[キジマコウイチ]
1953年千葉県生まれ。東京大学文学部心理学科卒業。製鉄会社やゼネコンを経てメンタルヘルスのカウンセリング会社を設立。サラリーマン時代より小説を書く。『アフガンの義足士』(東京図書出版会※第1回東京図書出版会出版文化賞最優秀作品)、『談合業務課』(光文社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
みほ
GOTI
だいゆー
ryo_naka
-
- 和書
- いちにちいちにち