出版社内容情報
熱血漢の金吾とニヒルな切れ者銀十郎。窓際に飛ばされた同心ふたりの大活躍を描く書下ろし長篇時代小説。
将軍御成があり、市中の事前警備のため高積見廻り同心の手伝いを命じられた一ノ瀬金吾は、問屋場に荷を運ぶ台車の轍が沈みすぎているのに不審を抱く。鉄砲の抜け荷と睨んだ金吾だが、荷の中身は小判だった。しかも御金改役の署名入り包みにくるまれた新品。金座で鋳造される小判は正規の経路で幕府に納められるが、問屋場に運び込まれた小判は不審の匂いがする。勘定奉行の管轄ゆえ町方の手が届かぬ大きな事件になりそうだった…
【著者紹介】
1963年大阪府生まれ。2006年、時代ミステリー『消えずの行灯』で第28回小説推理新人賞を受賞。翌年、受賞作を含む短篇集『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』(双葉社)を刊行。
内容説明
将軍御成に備え、市中警備のため高積見廻り同心の手伝いを命じられた一ノ瀬金吾。通りがかりの荷車の轍が深く沈みすぎていることに不審を抱く。鉄砲の抜け荷と睨んだ金吾は、軽業を得意とするお恵を使って荷車の行方を探らせる。小網町の問屋の蔵へと運び込まれた荷の中身は、鉄砲ではなく小判、それも新品だった。意外な荷の背後には大きな陰謀が横たわっていた。書下し長篇時代小説。
著者等紹介
誉田龍一[ホンダリュウイチ]
1963年大阪府生まれ。2006年、時代ミステリー「消えずの行灯」で第28回小説推理新人賞を受賞。受賞作を含む短篇集『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』(双葉社)を2007年に刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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