徳間文庫
金と銀―定中役捕物帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198940461
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

熱血漢の金吾とニヒルな切れ者銀十郎。窓際に飛ばされた同心ふたりの大活躍を描く書下ろし長篇時代小説。

将軍御成があり、市中の事前警備のため高積見廻り同心の手伝いを命じられた一ノ瀬金吾は、問屋場に荷を運ぶ台車の轍が沈みすぎているのに不審を抱く。鉄砲の抜け荷と睨んだ金吾だが、荷の中身は小判だった。しかも御金改役の署名入り包みにくるまれた新品。金座で鋳造される小判は正規の経路で幕府に納められるが、問屋場に運び込まれた小判は不審の匂いがする。勘定奉行の管轄ゆえ町方の手が届かぬ大きな事件になりそうだった…

【著者紹介】
1963年大阪府生まれ。2006年、時代ミステリー『消えずの行灯』で第28回小説推理新人賞を受賞。翌年、受賞作を含む短篇集『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』(双葉社)を刊行。

内容説明

将軍御成に備え、市中警備のため高積見廻り同心の手伝いを命じられた一ノ瀬金吾。通りがかりの荷車の轍が深く沈みすぎていることに不審を抱く。鉄砲の抜け荷と睨んだ金吾は、軽業を得意とするお恵を使って荷車の行方を探らせる。小網町の問屋の蔵へと運び込まれた荷の中身は、鉄砲ではなく小判、それも新品だった。意外な荷の背後には大きな陰謀が横たわっていた。書下し長篇時代小説。

著者等紹介

誉田龍一[ホンダリュウイチ]
1963年大阪府生まれ。2006年、時代ミステリー「消えずの行灯」で第28回小説推理新人賞を受賞。受賞作を含む短篇集『消えずの行灯 本所七不思議捕物帖』(双葉社)を2007年に刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kazukitti

2
話はいいんだけど、やっぱり事件の構図のハッタリ度が低いので勿体ない感はあるかな。でも、それ以上に事件の悪役の配置が前と同じってのはちょっとどうなのか。シリーズがもう少し長くて間に何巻かあるならこの展開もアリだと思うけど、連続してほぼコレってのはどうかと思った。あと、和田さんの方と違って素人が初っ端にミスして降格されたのならともかく、普通に同心の子として見習いから出仕して定町廻りやってたにしては金吾ちょっと無能過ぎじゃね?という気もしなくもなく。シリーズ継続を期待はするけども。2020/01/14

ぺしみち

1
さくさく読める系。2021/12/02

トラジ

1
時代捕物小説。前作に似た展開で新鮮さはなかったが、捻りがあり楽しめた。銀十郎の素情が明かされるのはまだまだ先か・・・2015/12/30

のんぶぅ

1
一の瀬金吾は、神賀銀十郎に付いて回り修業を、まさにいぶし銀、この様な先輩同心と出会えたことを喜ぶと同時に、これからの金吾の肥となり糧としてください。小生もこのような上司に出会えていたらと。2015/12/14

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