徳間文庫 魔法？魔法！―ダイアナ・ウィン・ジョーンズ短編集

ジョーンズ，ダイアナ・ウィン【作】〈Ｊｏｎｅｓ，Ｄｉａｎａ Ｗｙｎｎｅ〉/野口 絵美【訳】

徳間書店（2015/08発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 533p／高さ 15cm
• 商品コード 9784198940041
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

英国のファンタジーの女王として名高い、映画「ハウルの動く城」原作者の短編集。ジョーンズ作品への入口としても最適！

英国のファンタジーの女王として名高い、映画「ハウルの動く城」原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの短編集。正統派ファンタジーや幻想譚、ＳＦテイストの作品やユーモラスな小品など、ジョーンズのさまざまな側面が味わえる一冊。ジョーンズ作品への入口としても最適。単行本「魔法！魔法！魔法！」収録の18編のうち、15編を文庫化。

【著者紹介】
1934年生まれ。オックスフォード大学でトールキンに師事。魔法を扱った独創的なファンタジーを数多く発表、英国を代表するファンタジー作家と評された。『ハウルの動く城１　魔法使いハウルと火の悪魔』は、スタジオジブリのアニメーション映画『ハウルの動く城』の原作となった。ほかの作品に「クレストマンシー」シリーズ（徳間書店）、「九年目の魔法」（東京創元社）など。2007年、世界幻想文学大賞生涯功労賞を受賞。2011年没。

内容説明

ドラゴンや人をあやつる異能の少女、魔法使いを「飼っている」おしゃまなネコ、身長二センチの勇者たち、幼い主人を守ろうとするけなげなロボット…魔法、ＳＦ、ホラー、冒険などさまざまな味わいの短編が十五編つまったファンタジーの宝石箱。世界幻想文学大賞の生涯功労賞を受賞し、映画「ハウルの動く城」の原作者としても知られる、英国のファンタジーの女王が贈る珠玉の短編集。

著者等紹介

ジョーンズ，ダイアナ・ウィン［ジョーンズ，ダイアナウィン］ ［Ｊｏｎｅｓ，Ｄｉａｎａ　Ｗｙｎｎｅ］
１９３４～２０１１。オックスフォード大学でトールキンに師事。魔法を扱った独創的なファンタジーを数多く著し、英国を代表するファンタジー作家・ファンタジーの女王と称された

野口絵美［ノグチエミ］
横浜生まれ。東京女子医科大学中退。早稲田大学第一文学部卒業。劇団テアトル・エコーで女優をしながら、翻訳の仕事にも打ち込んでいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佐島楓]

「ハウルの動く城」の著者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品集。強烈な存在感を持ったキャラクター、生活と隣り合わせに存在する魔法、そしてかわいい猫と、ファンタジー好きにはたまらない世界。バリエーションも豊富で、この作家の異色の特徴がのぞける。

2015/10/14

[ユメ]

ひさしぶりに飛びこんだダイアナ・ウィン・ジョーンズの世界は、変わることなくカラフルで、あちこちで魔法がはじけていた。15編を収録したこの短編集は、私に図書館を思わせる。英国のどこかに堅牢に佇む、本がぎっしりと詰まった本棚がどこまでも続いている図書館。棚から美しい装幀の本を一冊引き抜くごとに、ドラゴンや魔法使いやネコが飛び出し、冒険の旅に出られる。「ダレモイナイ」「コーヒーと宇宙船」「ちびネコ姫トゥーランドット」が特に好き。一編一編風景を変えるダイアナ・ウィン・ジョーンズの世界の豊かさに魅了された。

2017/02/05

[りょうこ]

短編集なので飽きずに読了！2センチの勇者が面白かったかな！ハウルが好きなので、ダイアナさんか亡くなってしまって続編出ないのは寂しい。こんな感じで、他のも文庫化されればいいのにな！そしたら買って読む！

2015/09/12

[たるき( ´ ▽ ` )ﾉ]

ハウルシリーズで有名な作者。話の内容がぶっ飛んでいて、頭がついていけない感じだった(>_<)ようやく世界に入り込めたと思ったら、もう次の世界に切り替わってしまって・・・ボリューム満点すぎたかな？面白いけど、長編のほうが好き。

2019/06/02

[たるき( ´ ▽ ` )ﾉ]

再読。ひぃー！！短編それぞれにパンチが効きまくっていて、かなり強烈。頭がクラクラしてしまった（笑）弱っている時には読めないな。

2023/01/14