出版社内容情報
２０１４年発表された短編ベスト１１作を一挙収録！ベテランから新鋭まで現代を代表する作家たちによる競演が実現！
2014年に刊行された各文芸誌に発表された全短篇の中からベスト11を選出しました。そのどれもが傑作、今読むべき“旬”な物語です。目利きの編纂委員を唸らせた作品群は、きっと、あなたを感動の森に誘います。愛と憎しみ、歓びと哀しみ、ときには笑いなど、研ぎ澄まされた文章に人生の機微をギュッと詰め込んだ名短篇の数々。新鋭の煌き、熟練の妙手にて、どうぞご堪能ください。
内容説明
２０１４年に全文芸誌に発表された短篇の中からベスト１１を選出しました。そのどれもが傑作、今読むべき“旬”の物語です。目利きの編纂委員を唸らせた作品群は、きっと、あなたを感動の森に誘います。愛と憎しみ、歓びと哀しみ、ときには笑いなど、研ぎ澄まされた文章に人生の機微をギュッと詰め込んだ名短篇の数々。新鋭の煌き、熟練の妙手にて、どうぞご堪能ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピロ麻呂
28
｢床屋とプロゴルファー｣がダントツによかったヾ(≧∇≦)床屋のおじちゃんが仏教に目覚め、プロゴルファーに心理面のアドバイスをする話。素晴らしい説法でした(^^)｢日々是好日｣いい日悪い日もなくて、毎日が貴重な一日。大切に過ごしていきたいと思いました。2016/04/27
あゆみらい
16
浅田次郎「流離人(さすりびと)」が一番よかった。飛鳥井千砂「夜の小人」も好きです。こうしたお仕事小説が好きです。奥田英郎「正雄の秋」涙しました。「彼にも家族がいて、バックグラウンドかあるのだ。」平岡さんのゴルフ話もいい。SFは苦手ですかね。どれも胸がじーんとするいい作品。おすすめ。2016/07/22
ゆっ
10
井上荒野さん読みたさで購入。冷めた主人公の言動がリアルでピリピリする。奥田さんも予想通り面白かった。2017/03/14
うーちゃん
7
２００８年版から読み続けていて８巻目になる。かなりのレベルの１１作が入って７４０円とは今年もやはりお得だった。特に良かったのは、みごとな反戦小説になっている浅田次郎の「流離人」、地味な仕事人の矜持を描いた飛鳥井千砂の「夜の小人」、出世競争に負けた男の苦悩と再出発を描いた奥田英朗の「正雄の秋」、駆け出しの劇作家のラブストーリーである中澤日菜子の「星球」の４編。これらを凌駕したのが、平岡陽明の「床屋とプロゴルファー」。筋立てもさることながら、プロゴルファーとはこういう人種なのかと驚いた。2015/06/28
キイ
6
バラエティに富んだ作品集・・・こういう機会でもなければ手に取らないであろう作品を読めるのが楽しい。平岡陽明さんの「床屋とプロゴルファー」飛鳥井千砂さんの「夜の小人」が良かった。次が中澤日菜子さんの「星球」。その他、なかなか読みごたえがあった。2015/06/13
