出版社内容情報
食の安全を脅かす遺伝子組換え作物。「魔の種」で世界の農産物を支配する多国籍バイオ化学メーカーの陰謀を描く社会派サスペンス
群馬県小沢岳で男性の絞殺死体が発見された。被害者はバイオ化学メーカー、モンテサンクト社員で遺伝子組換え作物をめぐる農民反対運動の説得工作に当たっていた。一方、静岡県の薬剤師・向井は、産婦人科医師の芦沢から頻発する不自然な流産について相談を受ける。調べると流産に共通するのは、南アルプス・オーガニック農場の生産品を使っている点だった。二つの事件を繋ぐ接点とは? 食の安全を脅かす「魔の種」に警鐘を鳴らす書下し長篇推理。
【著者紹介】
1950年埼玉県生まれ。早大一文卒後、ブラジルへ移住。パウリスタ新聞勤務。本名・高橋幸春で第6回潮ノンフィクション賞、第13回講談社ノンフィクション賞を受賞。00年「天皇の船」(文藝春秋)で小説デビュー。03年「国籍不明 上・下」(講談社)が第6回大藪春彦賞候補となる
内容説明
群馬県小沢岳で男性の絞殺死体が発見された。被害者は種苗会社の社員。遺伝子組み換え作物をめぐり、農家を説得するため交渉に当たっていた。一方、静岡県の薬剤師向井は、産婦人科医師から不自然な流産が頻発しているとの相談を受ける。調べると患者に共通するのは、ある農場の生産品を食べている点だった。二つの事件を繋ぐ接点とは?背後に潜む恐るべき真相。書下し長篇サスペンス。
著者等紹介
麻野涼[アサノリョウ]
1950年埼玉県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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