徳間文庫<br> 触法少女

個数:
電子版価格
¥748
  • 電子版あり

徳間文庫
触法少女

  • ウェブストアに28冊在庫がございます。(2025年05月26日 07時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 410p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198939595
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

いらないんだよ、母親なんて。13歳の罪と14歳の罰。戦慄だけでは終わらない、読者の心を震わせる完全犯罪ミステリー!

小学校四年生のとき、深津九子は母親の瑠美子に捨てられた。九子は施設に保護され、母は幼児虐待容疑で逮捕された。心に闇を抱えながら善寺川学園に通う深津九子は、担任教師・三塚が寄せる後ろ暗い気持ちを利用して彼を支配し、クラスの男子・西野を下僕化、同級生の井村里実からは崇められていた。ある日、瑠美子の消息を知るチャンスが巡ってきた。運命は激しく動き出す。予想外の展開、そして驚愕のラストが!書下し長篇完全犯罪ミステリー。

【著者紹介】
1961年、福岡県生まれ。イラストレイター、マルチメディアクリエイターとして活躍後、「凶気の桜」(新潮社)で小説デビュー。2006年「遠くて浅い海」(文藝春秋)で第8回大薮春彦賞受賞。

内容説明

幼い頃、母親に棄てられた過去をもつ深津九子。児童養護施設から通う学校では、担任が寄せる暗い欲望を利用して教師を支配していた。同じクラスの西野も九子の下僕だし、里実からは憧れの対象として崇められていた。ある日、母親の消息を知るチャンスが巡ってきた。運命は激しく動き出す。母親なんていらない。戦慄だけでは終わらない、読者の心を震わせる書下し長篇完全犯罪ミステリー!

著者等紹介

ヒキタクニオ[ヒキタクニオ]
1961年、福岡県生まれ。イラストレーター、マルチメディアクリエイターとして活躍後、『凶気の桜』(新潮社)で小説デビュー。2006年『遠くて浅い海』(文藝春秋)で第8回大藪春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

152
読後は辛い気持ちとホッとした気持ちが入り混じったように感じた一冊でした。悲しい気持ちは、虐待を受けた過去を引きずりながら成長した少女が、自分の母に対して殺めたいという思いのまま綿密な計画をたてながら実行に移す過程で虐待の過去から逃げられず、子の一生を左右してしまう現実に辛さを感じ取ってしまいましたね。ホッとした気持ちは、読み進めるうちに、殺めることに全否定することが正しいのかという考えが頭に浮かび、少女が母を殺めることで後の人生が少しでも楽になるかも・・・と思い始めると、少女の行動を認める自分もいました。2017/11/08

🐾Yoko Omoto🐾

140
13才と14才、たった1才の違いが刑罰の対象の境目となるという点がミステリとして巧みに利用されており、作品のテーマと仕掛けが見事に嵌まった徹夜本。ネグレクトに対する心的障害や親への激しい憎悪などに理解を傾けられつつも、「殺してしまいたくなる人間はいるものだが殺していい人間なんていない。殺したいと思ったとしても実行しないのが通常の人間だ」という刑事の言葉がやはり真理であろう。また、子供の浅知恵で完全犯罪を成し遂げられるほど警察は甘くない。内容に反し読後感は悪くないが、触法少年という法律にはやはり疑問が残る。2015/07/25

NADIA

111
何となく「オーダーメイド殺人事件」的な雰囲気を期待して読み始めたのだが、全然違った(当たり前だ(^^;)。ヒロインである九子には、周囲の人を小ばかにしている態度性格に愛着を全く感じられず、彼女の母親殺人計画を進める姿にも応援するような気分にとてもなれない。むしろ「早く捕まればいいのに」的な憎しみを感じるのはなぜだろう?? しかし、ラストは思いもがけない展開であっと言わされた。この部分のために読んでいたのか!! 確かに伏線はあったが見事にだまされた(^^)  2017/02/16

キャプテン

89
★★★★★_「帰ってきた!クソ女イヤミス小説大賞」第四弾。よほどのことが無ければ、大賞はこれで決まり。《触法少年》14歳未満少年少女が、刑事罰に問われる事件を起こすこと。児童虐待の末に、肉親への殺意を募らせた少女の幼き犯罪計画とは。360Pぐらいの衝撃がハンパない。男性作家がイヤミスを書くとこうなるのか。クソ女研究家キャプ博士コメント【深海魚型崇拝系クソ女ですね。人は誰しも、心の中に“対話するための自分”がいます。悪魔か天使か。はたまた、天使の顔を宿した悪魔か。母親はきっとどちらでもない】なるほどですね〜2016/11/15

うっちー

88
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、いろいろな面で大変面白かった2016/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9581965
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品