徳間文庫
溝鼠 最終章

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198938666
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『殺し合う家族』を超えた「黒新堂」の戦慄極点!

誰よりもカネに執着し、自分しか信じない男・鷹場英一を主人公とした「溝鼠」シリーズの完結篇。第1弾の「溝鼠」で宿敵の父親の息の根をとめ、実姉すら見捨てた鷹場。第2弾の「溝鼠VS.毒蟲」を経た完結篇では、同じDNAを分かつ母親違いの弟・赤迫慎吾と対決する。慎吾は、鷹場があの世に送った父親を尊敬していた。その仇を討つため、英一抹殺に乗り出す。騙しあいと暴力、これ以上汚い闘いはない「新堂ワールド」!

【著者紹介】
1998年、「血塗られた神話」で第7回メフィスト賞を受賞して作家デビュー。裏社会や剥き出しの欲望を描いた作品群と、恋愛を中心とした作品群とを書き分け、前者は黒新堂、後者は白新堂と呼ばれる。著書に「枕女優」「カリスマ」「百年恋人」など。

内容説明

妓息、卑怯、下劣、守銭奴、悪魔…どんな罵倒もこの男の前では褒め言葉に過ぎない。信じられるのはカネと自分だけ。そのためには実父の息の根を止め、姉すら見殺しにした。溝鼠と呼ばれる男の名は鷹場英一。そんな英一の命を狙う男が現れた。腹違いの弟・慎吾だ。父の仇を討つため、慎吾は英一をハメる。英一は助っ人を呼んで対抗。四転五転する二人の形勢。最後に生き残ったのは!?

著者等紹介

新堂冬樹[シンドウフユキ]
1966年大阪生まれ。金融会社勤務を経て『血塗られた神話』(第7回メフィスト賞)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ランクル一番

5
シリーズものは尻上がりに面白くなって欲しいのが読者。いろいろな制約で自由が無くなるのが作者。読めて良かったと感謝したい。2016/05/30

あいちょ。

4
1作目に比べすんなり読了。 何か、突っ込み所満載な終わり方。2015/08/22

Thinline

3
シリーズ3作を読み終えて、あぁ、なんでこんなにろくでもない物語を頑張って読んでしまったのだろうと後悔させられた。ある意味凄い作家さんです。2019/03/04

シロー

3
作者の近作の劣化ぶりは看板シリーズでも止められず。新キャラにインパクトは無く、十八番の笑わせる比喩も滑りっぱなし。一族のやたらと「お?」を連呼する話し方が笑えただけかなぁ。2015/11/23

読み人

2
最後まで溝鼠だった。人の悪意を深化させたキャラ達。さすがに新たな敵たちは後付けになってしまったがストーリー展開としてはこれで一杯かな。モノマネ兄弟のモノマネは若干、ペースを乱される。2015/08/26

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