出版社内容情報
孤独な少年・草十郎が出会ったのは、天性の舞姫・糸世。二人が舞と笛を合わせると不思議な力が…? 人気作家荻原規子の話題作!
平安末期、源氏方の十六歳の武者、草十郎(そうじゅうろう)は、野山でひとり笛を吹くことが好きな、孤独な若者だった。源氏の御曹司・義平を将として慕い、平治の乱でともに戦ったのもつかのま、義平の無残な死に絶望する草十郎。だが、義平のために魂鎮めの舞を舞う少女、糸世(いとせ)と出会い、彼女の舞に合わせて笛を吹くと、その場に不思議な力が生じ…? 特異な芸能の力を持つ二人の波乱万丈の恋を描く、荻原規子の話題作、初の文庫化。
【著者紹介】
1959年生まれ。デビュー作『空色勾玉』以来、日本のファンタジーの旗手として活躍。「勾玉三部作」(徳間書店)、「西の善き魔女」シリーズ(中央公論新社)、「RDG」シリーズ(KADOKAWA)など。「風神秘抄」は、小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞、IBBYオナーリスト文学作品部門賞の4賞を受賞している。
内容説明
平安末期、源氏方の十六歳の武者、草十郎は、野山でひとり笛を吹くことが好きな孤独な若者だった。将として慕った源氏の御曹司・義平の死に絶望した草十郎が出会ったのは、義平のために魂鎮めの舞いを舞う少女、糸世。彼女の舞に合わせて草十郎が笛を吹くと、その場に不思議な“力”が生じ…?特異な芸能の力を持つ二人の波乱万丈の恋を描く、『空色勾玉』の世界に連なる荻原規子の話題作!
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
1959年東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒。1988年『空色勾玉』でデビュー。日本を舞台としたファンタジーの書き手として一世を風靡、アメリカでも翻訳出版されて話題を呼ぶ。『風神秘抄』は、初版時に小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞JR賞、日本児童文学者協会賞、IBBYオナーリスト文学作品部門賞の4賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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