内容説明
航空自衛隊小松基地のパイロット辰巳彰一尉は機密プロジェクト“ホット・スクランブル”の訓練要員。緊迫するアジア情勢―日本の空の安全を守るという危機意識から生まれたそれは未来型シミュレーターで、仮想敵国とのあらゆる状況での戦闘を模擬訓練できる。ある日辰巳は訓練中に灰色の雲に突入、その後、未知の機体との熾烈なドッグファイトに巻き込まれた。その正体は―。
著者等紹介
高野裕美子[タカノユミコ]
1957年、北海道生まれ。立教大学文学部卒業後、翻訳家を経て、2000年、『サイレント・ナイト』で、第3回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、作家デビュー。08年、クモ膜下出血で急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
51
読み進めていく程にワケがわからなくなった。時間も場所も激しく変わる。SF?ゲーム?マンガか?で、妹はどこに?2014/09/29
かえなつ
4
航空自衛隊の戦闘機パイロットが主人公のお話し。専門用語も多々出てきますが、某国の戦闘機とのドッグファイトはなかなか凄い。近頃、防衛費増が言われていますが、こういった戦闘機の活躍のない平和な世の中になって欲しいものです。2023/08/24
yamakujira
4
自衛隊モノのサスペンスミステリを想像してたら、なにこれ、タイムスリップしちゃった。戦闘機乗りの辰巳一尉は、シミュレーション訓練するたびに30年後の未来に飛んで空戦に参加する。未来ですんなり受け入れられるのが不思議、気がつくと戦隊の3番機だったって、それまで3番機はどうなってるのかな。戦争は回避できたのか、辰巳は現在に戻ったのか、妹はどうなったのか、辰巳家の事件の真相はなんだったのか、勝則は犯人を見つけたのか、読者の想像にゆだねるラストもいいけれど、あまりにも投げすぎじゃないかなぁ。 (★★★☆☆)2015/06/05
hue-circle
4
今の日中関係を考えると、なかなかリアルで怖いかもしれません。 30年後にとんでしまうという設定はファンタジーみたいですが、30年以内に現実になってしまったらどうしよう…と思いました。 飛行機は好きですが、戦争は嫌いです。(誰だってそうだと思いますが…) いろんな問題を日本も抱えていますが、平和的な解決って難しいんでしょうか…。2014/03/03
だいゆー
4
結局日中戦争は回避できたのか…2013/02/04
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