内容説明
訪ねたドアの向こうには、情欲を抱いた人妻たちがいた…父から継いだ洋食屋を潰し傷心の逸夫は、奇縁で店舗不要のケータリングに携わることになった。女性客の家に赴きはじめた彼は、同時に彼女らの底知れぬ渇きを知ってしまう。そんなある日、逸夫は夜会での調理に呼ばれた。高層マンションの一室、何人もの男女がうごめく気配のする会場は、やけに暗かった…。書下し濃密官能。
著者等紹介
小玉二三[コダマフミ]
東京都生まれ。2008年「特選小説」誌の短篇「女の四股名」でデビュー。以来、小説誌の読切やアンソロジー収録作品で注目され、09年の長篇『義父と嫁…』(二見文庫)で一躍人気に。官能界の期待を担う実力派女流作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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