内容説明
夫の銃殺を移頼したとして保険金殺人の容疑のかかった妻が、警察の取調べのあと、階段から転落死。遺族の姉弟は、別々に暮らすこととなった。まだ幼い少女の早織は世界のすべてに憎しみを感じてしまう。事件の担当だった女性警官海道尚は、責任を感じて退職。警部くずれの私立探偵獅子崎頼遠も共鳴し、真相解明に動いた―。真っ黒に心が染まり、血で汚れても、大切な者の存在が人を救う。
著者等紹介
霧崎遼樹[キリサキリョウキ]
関西大学経済学部在学中、ライトノベルの新人賞を受賞し、デビュー。ミステリアスで独特な文体の書き手として注目を集める。そして、大人向けの作品の執筆オファーを受け、警察小説が人気シリーズとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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