内容説明
コンビニ強盗の現場に遭遇した刑事の今野真弓は、犯人を捕らえようと店内に飛び込んだ。危うく射殺されそうになるが、九死に一生を得る。休暇を取るよう言われた真弓は、夫の淳一と一緒に静養のため海辺のホテルへ向う。ところが、ホテルの支配人に「三日以内に一億円を用意すること」と脅迫状が届き、真弓は相談を受けてしまう。傷ついた心と体にはやっぱり仕事?休む暇なく事件に巻き込まれていく…。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。ミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Penguin
21
今回はまるまる一冊長編。 最近は、妻の真弓より夫の淳一が刑事らしいが、それもそれで楽しめる♪ これで新装版が最後だが、続編は出ているので読みたいなぁ〜2012/03/22
ハゲおやじ
14
第6弾。今回は 長編。短編だから面白い との思い込みは、見事に打ち壊された。警察官含めた多数の人が殺されて行くが、犯人には 同情など出来ない。真弓の眼の前での犯行は、衝撃的。相変わらず 淳一は、全てお見通しという感じで 策を講じて 真弓を守り、犯人を追い詰める。しかし、最後に犯人への優しさが、淳一のカッコ良さを目立たせている。このシリーズは、長編も良いと実感。…って カッコつけて書いたけど限界なので、細かい所は置いといて この世界に入れるか?で面白さが変わってくるのかなぁ?私には合ってる。2023/05/01
千晴
11
夫は泥棒、妻は刑事シリーズ第6弾。シリーズ初の長編だけど、今回も読みやすく面白かった。犯人にすぐ目星ついたりミステリーとしては物足りないけど、いい意味でなにも考えずに楽しく読めるからこのシリーズ好き。2017/09/15
白雪ちょこ
10
赤川次郎の作品の中で、私は一番このシリーズが大好き。 表紙もリメイクされ、絵柄的にも一番好み。 ただ、このシリーズに至っては、犯人がすぐわかりやすく、ミステリーとしてはあまり楽しめず、どっちかって言うとテンポの良さや夫婦間のラブラブぶりなどが重要視されている。 そういうのが苦手な人には、あまりお勧めできない。
み
10
さくさくと♪面白いと聞かれると返答に困るような。でも読んじゃうのよね。不思議な魅力です。2014/02/20