内容説明
冷静沈着な亭主、今野淳一と、おっちょこちょいな女房、真弓。お互いを補い合った理想的夫婦だが、夫が泥棒で妻が刑事という点を「いい組み合わせ」と呼べるかどうかは異論が残るかもしれない。初恋相手が三人もいる真弓が、そのひとり小谷と遭遇。しかし久々の出会いを喜ぶ時間はなかった。彼は命を狙われている身となっていたからだ。その夜、小谷の家が火事に…好評シリーズ第三弾。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。’76年、「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。ミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白雪ちょこ
19
今回も、短編集となっていた。 相変わらず、淳一と真弓夫妻はラブラブのアツアツっぷりで可愛らしかったのだが。 物語性としては、首を傾げるような展開ばかりで、少々薄いような気もした。 短編なので、サクサク終わらせなければいけないというのはわかるのだが、犯人の行動力やトリック、動機などが単純すぎるため、あっさりと読むことができる分惜しい気もした。2022/10/09
Penguin
18
シリーズ3作目も安心して、サクサク読める。泥棒と刑事が逆転しつつあるような気がするが、それもご愛嬌。二人と後半刑事の掛け合いが面白く、半年連続刊行なので後3ヶ月毎月読めるのも楽しみ♪2011/12/14
hnzwd
16
赤川作品は全般的に男性が頼りない印象がありますが、この作品の旦那様は別。短編であるがために、事件解決が早く、そこに平均2回は奥様とのイチャイチャやりとりを混ぜ込むために、ますますスピード感が増してます。一話完結式の連ドラとかにしたら今でも人気でそうな感じ。2012/01/05
あおさわ
15
財産をめぐる争いがほとんどの8篇の短編集。その財産が牛だったり宝石だったり俳句だったりとそちらがバラエティ豊か。後味のよくない話が多めでした。意外性があったのは「金は天下の回し者」。ろくでもない家族に囲まれた孤独なお金持ちの死。ショック死を引き起こしたアッパーカットの真相が…可愛らしいのに救いがない。まあ最後にあったかい真実がありましたけど。 しかし道田君、アホすぎてイライラしてきた;主人公夫婦も結構ファンタジーですが、道田君が刑事なのが一番ファンタジーwもっとも赤川次郎的なキャラではあるんですがねw 2016/04/02
Masako Karasawa
14
今回も面白かった(*^_^*)淳一がかっこいい☆こんな旦那さんがいいなぁー(^○^)ww2013/01/25
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