内容説明
2010年に小説誌に発表された短篇のなかから最優秀作を厳選した本アンソロジーには、ベテランから新人まで、実力派作家がとらえた「いま」という時代が鮮やかに刻まれています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぼる
16
豪華作家陣19人による短編集。 浅田さんと、最近凝っている高橋克彦さん目当て。浅田さんのは既読だった。新しい短編を読みたいなぁ。高橋さんはやはり怖い。 ちょっと気になってた橋本治さん、さすがの森村誠一さん、爽やか森絵都さん、医療の仙川環さんが面白かった。 2017/08/23
よこしま
15
最近はまってるジャンルを問わないアンソロジーがこのシリーズ。今回のお目当はやはり森絵都さん。直木賞を受賞した『風に舞い上がるビニールシート』や『ヨハネスブルグのマフィア』にも言えるのですが、大人向けの短篇で海外だとアフリカや中米といった少し危険の確率が高くなる地域。一度、長篇で異国の作品を読んでみたいです。刑事ドラマで引っ張りだこの今野敏さん、オチは分かっていましたが“男の筋”を魅せる手腕は素晴らしいですね。初の伊集院さんは自身の若き頃だったの作品。両国からも異端扱いされるのは一考させられるものでした。2015/01/06
仮ッ子
6
ジャンルに拘らないアンソロ。世界が広がる。どの話もそれぞれ面白かった。森絵都「ラストシーン」に出てきたクリスティ「検察側の証人」のどんでん返しが気になって気になって…。2014/02/15
てまり
6
好みの作家さんも多い執筆陣。なのに、あまりピンとこなかった。期待値が大きすぎたのかな。2012/06/13
paty
4
いろんな作家さんの短編18作。ちょっと理解できない作品もちらほら(単に私の理解力の問題です、悪しからず)面白かった、と読み終えた作品は、やっぱり今までに何作品か読んだ作家さんが多かったかな?『ドナー』を書かれた仙川環さんは初読みなので、他作品も読んでみようっと。2016/02/11