内容説明
偶然出会った画商にゴッホの贋作を描くよう依頼された、ギネス、カワード、郷田。一ヶ月後、先に絵を仕上げたカワードが殺された!危険を知らせるギネスからの電話に、完成間近だった絵を置いて、郷田は急遽日本に帰国。二年後、仏語専門の国際捜査官になった郷田は、未発表のゴッホの遺作が発見されたという報道を知る。ギネスかカワードが描いた贋作ではないかと疑念を抱くが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
舟華
5
本物か贋作か…さぁ鑑定にかけたいが…?美術(絵画)についての知識がふんだんに盛り込まれているのでそういった意味では楽しめるけど少し軽く、途中がちょっとだれたのが残念。入りは面白かったんだけどなぁ。シリーズ3作目ではあるものの単発でも問題なし。2020/05/31
川崎川
2
毎回おもしろいです。最近、取材が綿密になってきたのか話が凝っています。今回はアートのオークションが題材で、例えばどんな人がオークションで儲けようとするのかよくわかりました。2011/04/08
みぃ
2
これ、ドラマか映画にしてくれないかなぁ。 とってもストーリーがおもしろかったです。 あと、続編も見たいです。是非是非ぜひ!2011/04/05
鳥義賊
0
このシリーズはIT、経済、美術など身近でない分野の知的犯罪を取り上げている点が特徴で、知的好奇心をワクワクさせてくれます。濱嘉之あたりと通じるところもありますが、佐々木さんのほうがユーモアあふれる文章かな。専門知識を持つ捜査官がいないため、日本が美術品詐欺のターゲットにされるというのは本当なのでしょうね。次作ではどんなジャンルを取り上げてくれるのか、とても楽しみです。2013/04/06
rin2club
0
特に感想なし、というのは非道いかな。たまには変わった作品をと思い、吟味することなく、あっさり選んだところ、見事に外れました。帯の文句なんか、ほとんど詐欺ですよね。お金取るんなら、もう少しマシな物語を読ませてほしいです。すべての要素を何一つ含んでいないというか、無味無臭というか、人畜無害というか、早い話、毒にも薬にもならない物語でした。金は返さなくて良いから、時間返せと言いたい。ただ疑問なのは、こんなのが売り物になるってことは、それなりに需要があるってことですよね?!2011/07/02
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- 和書
- ヨヨハラ KITORA