徳間文庫<br> 樹環惑星―ダイビング・オパリア

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徳間文庫
樹環惑星―ダイビング・オパリア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 471p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198932510
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

その森は、自らが産み出す多様な化学物質で、会話をしている。有毒な雲をいただく森からなる広大な低地帯と、断崖で隔てられた高地、それが惑星オパリア。この星で起こる異常は必ず森に原因がある。そんなオパリアで新型の森林熱症候群が発生し、患者が激増。生態学者シギーラは原因究明のため、二十年ぶりにこの樹環の惑星に降り立った。第11回日本SF新人賞を受賞した、冒険SFの傑作。

著者等紹介

伊野隆之[イノタカユキ]
1961年、新潟県生まれ。東京理科大学理学部化学科卒業。公務員。『樹環惑星―ダイビング・オパリア』(応募時タイトルは、『森の言葉/森への飛翔』)で第11回日本SF新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

onaka

4
樹環惑星オパリアに流行する謎の病気と森林変化との関係解明のため派遣された生態学者の冒険物語。営利企業の森林破壊によって生態系が崩れた結果、有害な化学物質が撒き散らされるようになり、それが病気の原因だった。生態学者の地を這うような地道な調査研究を前提に、最終的にはスカイダイバーたち=自由人の使命感と行動が世界を救うという、信仰の真っ直ぐさが気持ちいい。2013/05/31

フタ

1
うーん残念。帯とか見て、もっと森とか「その世界」が主役だと思ったのが原因かな。2011/02/15

たかみ

1
趣味の問題かもしれないが、いろいろと惜しい作品。ストーリーをつなげるために、無理やりな設定に思えるところが目立つ。たとえば、最後の散布に航空機じゃなくてパラセールとか。何より、3万メートルダイブがなんの伏線にもなっていないことが不満。SF小説としてきれいにまとまっているだけに、とにかく、いろいろ惜しい。2011/01/10

Mits

1
大変良かった。ドライで、敢えて説明不足にしてある文章は、読む人を選ぶかもしれないが、状況を非常に緻密に組み立て、その変化を丁寧に追うことで、「リアルタイム」な緊迫感が出ていると思う。 キャラクターが地味で、抒情が弱いのは、文体や筋立てのためにしょうがないのかもしれないけれども、残念な点であることは確か。 とはいえ、名作だと思います。2011/01/08

いちみ

1
★★★★☆ むむ、いろんな意味でけっこう好きな感じだな~! ハードとウェットのバランスもよくて、肌触りはサラッと爽やか。 さまざまな要素がきゅうきゅう詰まってて、さしずめ作者の好きなもの全部入りってカンジなのでしょうか。 、、今後はどういう方向に行くのか、次回作すごく楽しみです♪2010/11/18

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