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徳間文庫
穴めぐり八百八町―穴屋佐平次難題始末

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198931865
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ある日、穴屋の軒先に物乞いかと思うほど貧相な男が立っていた。見た目は出て来られそうもないが人が出て来られる穴、というけったいな注文だ。見世物小屋で使うというが、何やら胡散臭い。悪事に手を染めるのはご免だ。だが「おめえには、できねえんだよな」男の一言が佐平次の職人魂に火をつけた。ここで断っちゃ穴屋の名がすたる。つい引き受けてしまったが…。人気シリーズ第三弾。

著者等紹介

風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年福島県生まれ。立教大学法学部卒。フリーライターとして新聞、雑誌、広告などでギャグ物、ヤング風俗物、クイズを中心に執筆。その後、歴史文学の執筆にかかり、92年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こおり

11
穴屋佐平次(3) やばい、さらに面白くなってきた。次々に持ち込まれる穴あけ仕事は相変わらずユーモアたっぷりで面白いし、あちこちに散らばっていた怪しい出来事が徐々に繋がり、薩摩藩がらみの大事になっていく展開もワクワクした。孝助という可愛い弟子もできた。佐平次は、お巳よ、北斎、孝助に、自分がかつて幕府のお庭番であったことを告白し、さらに団結を強くする。ううっ…既刊はここまでか。続きが楽しみだよー2013/09/24

松風

6
「穴屋」という商売のシュールさ&それを支える意外な職人気質が魅力的。お巳よもかわいい。依頼人の姫など全体的に描かれている女性が私好み。2012/04/13

ひさか

5
風野さんのシリーズものの中でも特殊な穴世界を扱う穴屋佐平次難題始末も三巻め。 そんなにこだわらなくても良いのにとも、思うのですが、今回もこの世界設定で最後まで続けるのは、偉大です。 薩摩、御庭番、江戸城抜け穴、シーボルトと面白そうなお話もあって、趣向変えがあってもいいのでは、ないかと少し思います。 次回作も期待です。2012/05/02

あかんべ

5
穴屋という井戸掘りでも針屋でもない職業でやっていけるかものか?すぐネタ切れしてしまうのではないかと思ったが、もう三巻目。さすが「空け」ではなく「埋め」にも手を出し始めたようだか、作者の創作力、にまいった。2012/04/14

ゆ〜や

4
この作家の本は結構色々と読みますが、このシリーズはその中でも結構好きな方。主人公の佐平次の穴屋という商売に絡んだ話で、色々な依頼に関わる穴を掘ったり、埋めたりしつつ、その依頼にまつわる理由(背景)を解いていく。穴屋の他にも、色々な蛇を貸す蛇屋、一見してお面とは終わらないお面を作るお面やや、ご免屋など珍しい商売が出てくる。また史実に基づいた人物達(葛飾北斎、シーボルトなど)出てくるところも、この作者おなじみ。葛飾北斎がいい味出してる。2012/04/08

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