徳間文庫<br> 汐のなごり

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徳間文庫
汐のなごり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 345p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198931131
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

北前船が着き、米相場が開かれていた北の湊。銭と汗の匂いのする町を舞台に、運命に翻弄されながらも、しなやかに生き抜く人々。想い人を待ち続ける元遊女や、敵討ちのため30年間、漂泊した果てに、故郷に戻ってきた絵師、飢餓で逃散以来、行方不明の兄と邂逅する古手問屋、米相場の修羅に生きる男など、心を打つ傑作6篇を収録。

著者等紹介

北重人[キタシゲト]
1948年、山形県酒田市生まれ。1999年「超高層に懸かる月と、骨と」で第38回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2004年、松本清張賞最終候補作『夏の椿』でデビュー。07年『蒼火』で第9回大藪春彦賞を受賞。08年『月芝居』が第21回山本周五郎賞の候補作に、09年『汐のなごり』が第140回直木賞の候補作となる。09年8月急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

50
山に囲まれた盆地。京とは云え汐の匂いを嗅ぎたくば舞鶴まで行かねばならぬ。若い頃は福井・輪島・珠洲、冬の日本海を幾度と訪れては感傷の旅とした。それこそ凛とした冷たさに気高さが立ち昇る荒れた海と岩を打つ波がしら。そこに住まう人のぶっきらぼうな物の云い方に温かさがあった。北さんの小説は色っぽさと艶めかしさと芯の強さを持つ人々への礼賛、自然への描写が素晴らしい。日本海独特の風情が醸し出されていた。時代物とじんわり沁みる風景を味わいたい方にはお勧め2015/09/30

BlueBerry

28
他のはパッとしなかったけれど最後の合百の藤次は面白かったです。2013/10/24

baba

24
湊町水潟を舞台にした短編集。自然の描写と人々の生活を静かに淡々とした文章が小さな幸せを描き出す。2024/07/21

いっちゃん

22
柚月裕子さんのエッセイで紹介されていた本。あとがきは伊集院静。とても味わい深い小説でした。6つの短編で舞台はどれも日本海沿いの北の湊町。海の匂いや音まで感じられました。硬派で武骨な話あり。ちょいと色っぽい哀しいお話もあったりします。若い時に読んだら響かないお話だったかもなと思いましたが、それなりに歳を重ねて今読めて良かったなと思うような本でした。2024/07/03

やっちゃん

21
北前船で栄える湊町での連作短編。まるで当時を見てきたかのような描写がリアルで楽しい。横のつながりは無いけどお金仕事政治恋愛‥各編ジャンルが違って飽きない、どれも長編でよみたいくらい。鳥海山、最上川、玉こんにゃく、山形好きです、またいきたい。2024/01/24

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