内容説明
実の兄妹だったことを知らされた後、四大悪人らによって石室に閉じ込められた段誉と木婉清は、夫婦のことを行わなければ死に至るという『陰陽和合』の毒を飲まされ、七転八倒する。彼らを救うために、奇策を講ずる大理国の保定帝。そして明らかになる青袍の怪人・悪貫満盈の驚くべき正体。波瀾が波瀾を呼び、舞台は大理から江南へ…。
著者等紹介
金庸[キンヨウ]
1924年、浙江省海寧県生まれ。1955年「書剣恩仇録」を発表。圧倒的支持を得、全十二部の長篇武侠小説を創作。中国、香港、台湾を始め中華世界に十二億人の読者を持つ超人気作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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羊山羊
10
木と段誉が媚薬を呑まされ閉じ込められた所から。抱いてくれーっ!近親○姦じゃあーとか思ってたらフツーに耐えちゃう上に鐘霊とまで意外な展開が!父段正淳がスク○ズの伊○真を彷彿させる遊び人である。映画「神の一手」を想起させる囲碁を打ちながらの謎の肉弾戦や美女のスゴ腕変装など、一巻にいや増してケレン味溢れるシーンの楽しい2巻でした!2021/11/11
根雨一郎
4
出たっ六脈神剣! 次々と絶技を会得していながら一向に強くならない段誉(凌波微歩はどんどん上達しているようだが)。これが少年マンガならとっくにパワーインフレが起きているだろうに。やはり基礎が出来てないと駄目なんだな。2011/04/09
可兒
3
超必殺技を会得しつつも強敵に出会わず、そもそも強くならない段誉がいつみても笑える。それにしても、実在する大理王と同名の王様はどれだけ放浪していたんだ2011/08/09
かみかみ
3
評価:★★★☆ 段誉の相次ぐ女難(やっぱり異母姉妹に続々遭遇)、大燕復興を志す慕容復の登場。「打狗棒法」など、他の作品の用語も出てきて、話が徐々に広がってきた。そしてこの作品は難易度が高いなあ。2011/02/03
tenco
3
★★★★★舞台は移り登場人物も増え、ますます盛り上がりをみせてきた第二巻。金庸小説は主人公格の若者だけでなく、ご老体まで活躍されるのが魅力だと思う。それとツンデレ美少女美熟女満載なところが。2010/02/21
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