内容説明
外患に悩む北宋の哲宗時代を背景に、お家騒動に巻き込まれた雲南大理国の王子・段誉、遼国人でありながら漢族として育った悲劇の侠客・蕭峯、心ならずも戒律を破ってしまう少林寺の僧侶・虚竹、王国復興を夢見る大燕国の末裔・慕容復の四人を中心に、父の世代が残した確執に、運命を翻弄される息子たちを、壮大なスケールで描いた大河ロマン。
著者等紹介
金庸［キンヨウ］
１９２４年、浙江省海寧県生まれ。１９５５年「書剣恩仇録」を発表。圧倒的支持を得、全十二部の長篇武侠小説を創作。中国、香港、台湾を始め中華世界に十二億人の読者を持つ超人気作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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藤原
4
武侠小説に興味があったので大家の金庸先生に挑戦。この手の文化には馴染みが無いけど、展開と会話のテンポがいいのですいすい読める。主人公は仮に自分が一緒に過ごすとなったら我が身の安全のために最優先でぶっ殺した方がいいくらい世間知らずで短慮で能天気。他にも過激ツンデレだったり、やたらと頭の弱い激強悪役とか濃いキャラが入り乱れる。親父のクズさと女のチョロさには失笑した。奥義絶技の謎理論やキャラの二つ名みたいな武侠小説マナーが性癖に刺さるのでニヤニヤしながら読んでた。2023/03/28
夢道場
4
【全巻読了】
かみかみ
4
評価：★★★☆ 四書五経や漢詩の薀蓄大好きな文人タイプの坊っちゃん・段誉が主人公。仏教盛んな大理国が舞台であるためか、仏教の薀蓄も多い。なるほど。インテリ向けと言われるのもむべなるかな。出会う女性が腹違いの姉妹ばかりなのは何でだろう。しかもみんな個性が強烈。2011/02/03
ゆっこ
2
初めて金庸先生読みました。段誉のちょっとへたれなキャラがすきです^^ 個人的には木婉清と段誉くっついてほしかったのになあ(´・ω・｀)2012/03/02
可兒
2
久々に金庸先生。たらしとキャラの濃い女性たちが健在で、なぜか安心2011/08/08
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