内容説明
「生きるということは、煩悩を生きるということです。二千数百年を経て今日に伝えられている覚りの叡智は“そのままでいい”と教えています」。仕事がうまくいかない、家庭がうまくいかない、恋がうまくいかない。不安を抱える人間に、仏教はどう救いの手をさしのべてくれるのか。すべてをやさしく包み込む「覚り」。そこから学ぶ実践的仏教入門。
目次
第1章 人の生き死にを仏教はどうとらえているか
第2章 すべての依りどころは「縁起・空」にあり
第3章 覚れない凡愚をも救いとる親鸞聖人の教え
第4章 自利と利他が円満する仏教的生き方とは
第5章 人間の問題を究極的に解決するのが宗教
第6章 仏教はいかなるメッセージを世界に発信できるか
著者等紹介
石上智康[イワガミチコウ]
1936年生まれ。東京大学印度哲学科修士課程修了。浄土真宗本願寺派宗会議長、日本宗教連盟理事などを歴任。現在、浄土真宗本願寺派宗会議員、全日本仏教会常務理事、武蔵野女子学院理事。また、光明寺(千葉県君津市)住職を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。