徳間文庫<br> 完黙―捜査班

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徳間文庫
完黙―捜査班

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784198930035
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

九辻署強行犯係に配属された新人の小田桐は、“八の辻児童公園殺人事件”の捜査に当たることとなった。民間から転職してきた暮林警部と聞き込みを終えた翌日、新たな相方に指名された叩き上げの女警部補歌川の監視を、キャリアの高城警部補に頼まれた小田桐。一向に進展せぬ事件の捜査に加え、仲間同士の駆け引き、少しも感情を露わにしない辻浦巡査部長とのやり取に気が鬱ぎ…。事件の真相を超えて驚愕する震撼の結末。書下し。

著者等紹介

麻生俊平[アソウシュンペイ]
早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。『ポート・タウン・ブルース』で、富士見書房第2回ファンタジア長編小説大賞準入選。時代を反映した社会批判を織り込んだ作風が高い評価を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takogon

2
図書館本。異色の刑事モノだ。読み終えて考えた。警官である父親はすべてを知って逝ったのだろうか。次作も読みたい。2018/05/06

ファーリア

1
2つの事件が並行して進むのでちょっと混乱した。ラストを読んで、こう来たかと。でも独白部分の語り手がコロコロ変わるのでちょっとわかりにくいところがあったと思う。2015/09/12

megyumi

1
新人刑事が個性派揃いの班に組み入れられ初の殺人事件に挑む捜査過程と、ある少年が少女のために犯した罪について年単位でぐるぐる葛藤する心理描写がやがてリンクしたりしなかったりする警察小説。地味of地味。ラノベからパンゲーに越境した作家は数知れないけれど、ここまで新しい舞台がしっくり来る人というのも初めて見た。聞き込み調査の描写に全体の3分の1くらい使ってるんじゃないかこれ2015/05/11

morisoba

1
昔好きだった作家だったので手に取った。現実的なのかも知れないが、捜査が遅々として進まない様子を読ませられるのは退屈で苦痛だった。地味すぎる作品。細かいことだが「が。」「だが。」「だろうが。」で終わる地の文が多すぎる。誤字も含め、気になって仕方がなかった。2012/06/07

浅木原

1
麻生俊平、とうとう警察小説に流れ着いてたのか。しかしあまりにも普通の警察小説で、なんともパッとしない。書きたかったことは分かるんだけど、シリーズの第1巻にするつもりだったのか人物造形にしろ構成にしろテーマの掘り下げにしろ、色々と中途半端な印象。2つの事件が平行するので叙述トリックものかと思ったら特にそんなこともないし、ちょっと工夫がなさすぎるんじゃないですかね。元々地味な作風の人だけど、ライトノベルでならそれも個性になるけど警察小説じゃなあ。2011/09/11

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