内容説明
中背で、肌は陽に灼けて浅黒く、体つきは骨太で、月代は伸びたまま、眉毛はやけに太く、頬骨が高く、無精髭は頬まで伸び放題。ただ、大きな丸い目がきょとんと見開かれ、茫洋とした雰囲気だが、どことなく愛嬌がある。だらしない風体から、巷では「ぞろっぺ侍」と蔑まれるが、剣を抜いては天下一。そんな腹巻楽多郎、天晴れ、事件を大解決!書下し活劇。
著者等紹介
芦川淳一[アシカワジュンイチ]
1953年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。出版社勤務を経て、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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文句有蔵
3
また記憶喪失!キィーッ(`へ´)もうお腹いっぱいだ。芦川センセイとはこれで手を切らせていただく( -_-)2015/01/09
Suzu
1
お初の作家さん。謎の浪人。腹巻楽多郎。イイ人なんだけど、一番イイ人は福之屋の清兵衛さんだよね。いくら旅先で助けてもらったからってそこまで至れり尽くせりか。最初は楽多郎を胡散臭い男だと思ってた周りの連中は最後は好きになっていく。おみよでさえも。本当の正体は明らかになっていないが新たな居候先を見つけにいくのだろう。そして次巻を読む。2021/06/03
沼田のに
1
垢抜けしない表紙の絵だけれども、読んでみると、なるほどピッタリだ。でも脇差さしてないね。なんの杞憂もなく、気軽に読めていい本だと思う。6/102013/09/22
ひかつば@呑ん読会堪能中
1
旅先で助けた呉服屋に気に入られ、居候しながら娘や商家、市井の人々の苦難をなんとなく解決してしまう、見た目は頼りなくだらしない、間違いなく偽名のハラマキタロウという浪人が主人公。こりゃ面白い。2012/04/19
M2
1
無精髭萌えの私にはとてもツボな主人公。でも中身は謎が多いよね。読者には正体を明かしてくれてもいいじゃない。2011/06/21