内容説明
「殴られ屋1発千円」という看板の前に立つ男は須崎。高校時代、将来を嘱望されたボクサーの卵だった彼が、JR恵比寿駅前で、奇妙な商売を始めた訳とは?須崎の前には、16歳の美しい少年・豊が座っている。仕事も妻も家もすべてを失った男が街に出て、出会ったのは…。それぞれの客のエピソードが切なくて、いとおしい人間模様を描き出す。
著者等紹介
池永陽[イケナガヨウ]
1950年愛知県生まれ。1998年に『走るジイサン』で小説すばる新人賞を受賞。2006年『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りんふぁ
2
リストラと離婚された殴られ屋と少年娼婦の組合わせが物語を優しくしているのかな。れいこは罪深い女だな。2019/04/29
ストレルカ
0
ラストが気になる!余韻を残すんじゃなくてハッキリ結末を書いて欲しい! 2013/04/30
ちびっこ
0
ラストを書ききらないのが雰囲気いいと思う。全員が完全な善人じゃなくて、それでも少し幸せになったんだろうな、と思う書きぶりで、康さんと豊かも幸せになってほしい。2012/02/09
粉の人。
0
う、うーん…? 妙に文章とか話の流れがが素人っぽいというか…安易…な気がする。もっとじっくり書いて欲しいようなことが台詞一言で終わりだったり、かと思えば「もう、それはいいよ」ってことが何度も出てきたり…。(“死ぬために生まれた犬”とかね)どうにも釈然としない物語。結末も含め。 2009/11/12
マスオ
0
男はマザコンということか。2008/09/07