内容説明
苦難の末、ついに再会を果たす張無忌と金毛獅王・謝遜。やがて明教ペルシャ総教からの使者に追われる身となった義理の親子は、壮絶な大海の逃避行に乗り出す。同じ小舟に乗り合わせた四人の少女。それぞれに張無忌と思いを通わせた彼女らが、各々の胸に抱えた秘密が、思わぬ運命の渦中へと彼を巻き込んでいく…。
著者等紹介
金庸[キンヨウ]
1924年、浙江省海寧県生まれ。1955年「書剣恩仇録」を発表。圧倒的支持を得、全十二部の長篇武侠小説を創作。中国、香港、台湾を始め中華世界に十二億人の読者を持つ超人気作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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緋莢
10
ついに張無忌が義父の謝遜と再会しますが、明教ペルシア総教が絡んできて一筋縄ではいきません。ペルシア総教の使者が持つ聖火令に書かれていたものを会得し、さらに強くなった張無忌。でも、女性に翻弄されるのは相変わらずで、騒動の大部分はそのせいで起きている、という感じです。2018/12/03
不以
2
ラブコメ?というには悪意が多すぎるような気がするがやっぱりラブコメだよこれ。小昭がいい娘すぎていつかきっと裏切るんだろうと思ったら最後までいい娘で可愛かったし、蛛児も最後まで健気だった。あの娘はきっと師匠の言葉を裏切れなかったんだろうなと納得の気持ちはある。趙敏はこの巻に入ってから可愛さに全振りしてるけどなんだこれ。前巻で溜めたヘイトはどうしてくれよう、可愛いから許した。それにしても主人公が本当に女に弱い。お母さんがあんだけ注意して、あんなに騙されて、それでも弱いんだからもう一種の美徳でさえある。2012/09/27
terrine
0
チート化2012/12/18
かみかみ
0
評価:★★☆ 何だか、トーンダウンしてきた感じ。主人公も他の登場人物も小粒だと思ってしまう。この手の作品で、繊細で複雑な性格の主人公というのは、あまり…2011/01/28
ライム
0
趙姑娘、黄蓉の実の娘2人よりも黄蓉に似てます。子供時代の無忌はもっと聡明だったような2025/04/14