内容説明
昭和２６年、瑠璃子は最愛の直也との結婚を間近に控え、幸せの絶頂にいた。ところが、成金、荘田の恨みを買い、金の力で引き裂かれ、親子ほども歳の離れた荘田に嫁ぐことになってしまう。決して身体を許すまいと決意した瑠璃子の運命は…。残酷な運命に翻弄されながら気高く壮絶に貫かれる愛。愛憎劇ブームの原点。
著者等紹介
中島丈博［ナカジマタケヒロ］
１９３５年生まれ。６０年代より脚本家として活躍、『祭りの準備』『壬生義士伝』他数々の名作を手がける。『おこげ』他の監督作も。『草燃える』『元禄繚乱』他大河ドラマや『永遠の仔』などＴＶ作品も多数。『真珠夫人』『牡丹と薔薇』の昼ドラ作品はセンセーションを巻き起こす。ドラマの小説化や自伝的小説『野蛮な詩』など著書も多数。映画近作に『蒼き狼 地果て海尽きるまで』（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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