内容説明
大刀一閃、御用船の舷から伊勢小弥太の首が飛んだ。田沼意次の寵ゆえに、他の幕閣にうとまれた隠密の最期…のはずだった。が、これ実は大仕掛け。存在を消し顔のない侍となった男は、さらなる密命を帯びることに…。隠れた傑作、復刊。
著者等紹介
村上元三[ムラカミゲンゾウ]
1910~2006年。旧朝鮮生まれ。長谷川伸に師事し、1941年『上総風土記』で直木賞を受賞。大戦後の49~50年に朝日新聞連載の『佐々木小次郎』で、大流行作家となった。題材は幅広く、『水戸黄門』『田沼意次』『源義経』など多数の著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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