内容説明
キャサリンと浜口が訪れた萬福寺の奥で若い男が毒死した。男の葬儀の最中、今度は父親が死亡。男には複雑な女性関係があり、妹を巻き込んだ危険な賭けまでしていた!(「割りこんだ殺人」)―京都を舞台に繰り広げられる、トリック満載の六篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おけいはん
2
短編なので読みやすい。まぁ出てくる男の根性の悪さったらない(笑)ポケベルとか転送電話とか、重役の娘と結婚とか時代を感じる。今回も娯楽として楽しく読めた。2017/09/04
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
短編6話。 割りこんだ殺人 一流ブランド殺人事件 京都観光殺人事件 恋の寺殺人事件 京都白梅寺殺人事件 華やかな復讐 「恋の寺殺人事件」という単行本名で出ているものは同内容。 2012/09/16
makersat
0
全編通してクズ男だらけだった。女は女でウザい。キャサリンとイチロー、狩矢警部、橋口部長刑事あたりだけがまともで、他の人物は全員魅力を感じないというか、腹立たしいくらいだ。愛憎劇を描くという意味では、いい作品と感じなくもないが、にべもなく言ってしまえば生理的に受け付けない感が凄くする。「京都白梅寺殺人事件」がホラー風味もあり、ある程度の面白さを感じた(が、人物がウザいという点では一番かもしれない)。「恋の寺殺人事件」の「このあと私を殺さないでね」はホラー小説のような面白いラストだと思う。2015/12/20
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