内容説明
すぼまっていた唇がしどけなくゆるむ。余之介の右手は自然に動いて、浴衣の上からおひなの乳房の在り処を探る。十三歳とは思えぬいい男の余之介の女遍歴。根岸の里の金魚池で幼馴染の修吉と出会った後に、姉おすずと関係をもってしまうが…。
著者等紹介
本庄慧一郎[ホンジョウケイイチロウ]
本名・望田市郎。東京に生まれる。劇作家・小沢不二夫氏、三好十郎氏に師事。演劇(戯曲・演出)を学ぶ。その後、民間放送で番組の脚本や構成台本を執筆。また、コピーライターとしては日本民間放送連盟賞をはじめ、海外の賞など百五十以上を受賞する。1991年、小説家に転身。各小説誌に精力的に作品を発表
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