内容説明
浅草駒形の小間物商・余之介は当年十三歳。この年、余之介は童貞を捨てるが、相方は幼馴染の三つ年上のおもんちゃん。婿養子を迎える祝言の日も決まったその前に、余之介とひとつになった。女の襞に隠された想いをめぐる遍歴のはじまり。
著者等紹介
本庄慧一郎[ホンジョウケイイチロウ]
本名・望田市郎。東京に生まれる。劇作家・小沢不二夫氏、三好十郎氏に師事。演劇(戯曲・演出)を学ぶ。その後、民間放送で番組の脚本や構成台本を執筆。また、コピーライターとしては日本民間放送連盟賞をはじめ、海外の賞など百五十以上を受賞する。1991年、小説家に転身。各小説誌に精力的に作品を発表
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