内容説明
隠し金庫から取り出されたのは、72カラットの巨大ブルー・ホワイトのダイヤモンドだった。大正天皇の夫人、貞明皇太后の王冠にはめられていたダイヤだ。昭和十九年、軍需省は民間からのダイヤ買い上げを発表し、皇室も皇太后の王冠を提出したのだ。終戦後、日本銀行の地下に眠っていたはずのそのダイヤが銀座の宝石店「石場」に持ち込まれた。巨額のカネの裏に税務調査が…。
著者等紹介
立石勝規[タテイシカツノリ]
1943年、青森県生まれ
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