内容説明
加茂景太郎のもとに、ある日、深堀均という人物から面会の電話が入った。大物の総会屋だ。用件は、御影靖率いる大和教の幹部が教団の金をネコババしていて、その件についての相談らしい。出かけた料亭で加茂は、深堀から証券界で言われる「テッポウ商い」を持ちかけられた。倒産しかけた会社を増資引き受けを餌に、騙す手法だ。標的は中央生命保険。証券界の黒幕の加茂は、さっそく巧妙な罠を―。
著者等紹介
こずかた治[コズカタオサム]
1938年、岩手県生まれ
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