内容説明
文学なんて興味はないが、小説もなければ作家もいないカメロイドならなんとかなるさ…。辺境の星カメロイドの文部省から専属小説家としての赴任要請を受けた主人公の悲喜劇を描く表題作他、読心能力者の受難をリアルに活写する「底流」、名作SFをパロディで笑い飛ばす「たぬきの方程式」、そしてああ気持ち悪い「最高級有機質肥料」など、微笑、苦笑、哄笑、爆笑、呵々大笑の傑作、全十二篇収録。
著者等紹介
筒井康隆[ツツイヤスタカ]
1934年、大阪府生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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てながあしなが
2
矛盾したことを言うと爆発する機械に記者会見される大臣を描く「やぶれかぶれのオロ氏」は、役人のむちゃくちゃな会見を揶揄していてとても面白かった。「最高級有機質肥料」は、描写の気持ち悪さに最高にドン引きました。さすがです。2016/12/11
Yossarian
0
(行方不明)
てつじ
0
自作解題目当てに買ったこのシリーズ 「これは驚いた、文学が想像力を否定するものとは思わなかった」さすが星新一2014/06/21
Tokoto
0
面白かったです。個人的に作品の並び順が好きです。2014/05/08
アレ
0
表題作と「たぬきの方程式」がおもしろかった2012/04/16