内容説明
織田信長が越前に朝倉義景を討った頃、一乗谷で、中条流小太刀の名人・富田勢源の門下となった若者がいた。その名は佐々木小次郎。勢源に認められ上京した小次郎は、足利将軍家剣術指南・吉岡憲法の助言で剣技に精進し、細川忠興、千利休の知遇を得る。士官が決まりかけたとき石田三成の陰謀を知り、忍びの一団と決闘、燕返しの剣に開眼するが…巌流島の闘いへと至る若き剣豪の波瀾の生涯。
著者等紹介
松野杜夫[マツノモリオ]
1922年、東京都生まれ
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