内容説明
小泉内閣の誕生で、郵政民営化が再び政治課題として浮上しつつある。非効率な官から効率的な民へという方向性はまったく正しい。しかし、すべての規制緩和論、自由化論が正しいのかといえば、決してそうはいえない。自由化の論理は常に弱者切り捨てにつながるからだ。単純で乱暴な規制緩和、民営化論を排し、自由化先進国アメリカで注目されるライフライン・バンキングを軸に、郵貯活用法を説く。
目次
第1章 郵貯民営化論の大誤解
第2章 ライフライン・バンキングとは何か
第3章 日本版ビッグバンで何が起こるか
第4章 ライフライン・バンキングの守護神
第5章 郵便貯金に問題はないのか
第6章 郵便貯金のあるべき姿
著者等紹介
財部誠一[タカラベセイイチ]
1956年、東京生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、野村証券入社。その後3年間の出版社勤務を経て、経済ジャーナリストとして独立。政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」を主宰し各種の政策提言を行っている。テレビ朝日「サンデープロジェクト」のレギュラー・コメンテーターとしても活躍中
織坂濠[オザカゴウ]
1962年、富山生まれ。東京大学経済学部卒。政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」(財部誠一事務所)のチーフアナリスト。金融業界に関する詳細なリサーチ、的確なマーケット分析に定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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