内容説明
ヒマラヤ・アンナプルナ山群の聖峰マチャプチャレにアタック中、友を雪崩で亡くし、凍傷で指を五本失いながらも、麻生はついにその頂上に立つ。そこで麻生が目にしたものは、月光に光り輝く螺旋の群れ―オウムガイの化石であった。帰国後、麻生に変化が起こる。マチャプチャレの頂きで見た神秘的な螺旋を思い描くと、耳の奥に澄んだ鈴の音が聞こえ、二、三秒先の未来が見えるようになったのだ…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kira
15
図書館本。ノベルズ版既読。螺旋の話は面白い。獏氏には螺旋の時代があったそうで、その時代に書かれた短編もいくつか読んでみた。獏氏なりの宇宙論となる螺旋の話。次は江戸編を読んでみたい。2024/01/16
🐙
3
お願いだからこのお話を書き途中なことを思い出して続きを書いてほしい。代わりに上弦の月を喰べる獅子を仕上げてきたんだろうけど。似たところは多かったけれど、こちらの話のパターンで答えに行き着こうとするものも読めてよかった。 読んでいてとろけそうなくらい私の好きなモチーフ、盲信してしまう。また螺旋の話を書いて欲しいなあと切に願うばかり。こういう螺旋螺旋した本を求めているので似たようなのないかなあ。2018/12/22
ミツ
3
宇宙とは何か、神とは何か、刻とは何か、オウムガイの持つ完璧な対数螺旋を軸に展開される物語の形を借りた断片的宇宙論。 遺伝子構造、星雲の形、電子のスピン、この世は数え切れない程の螺旋に満ちており、生命、進化、時間などあらゆるものの本質として螺旋はある。 古代生物学、宇宙論、仏教哲学の蘊蓄が語られながら、宇宙や生命、時間といったことに関する壮大な思索が展開される。 ただし残念ながら未完である。2010/08/16
スズツキ
0
第二部が良かったなぁ2008/06/10
かっぱ
0
神々の山嶺と上弦の月を喰べる獅子を合わせたような感じ2019/12/12
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