徳間文庫<br> 六色金神殺人事件

徳間文庫
六色金神殺人事件

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 460p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198914257
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

保険調査員・江面直美は青森に出張の帰り、吹雪に遭い小さな町に入り込む。そこでは「六色金神祭」が行われていた。中央からタレントまで呼んだ大規模な祭だが、町は電話も不通、交通も遮断された完全な陸の孤島。そこで次々と起こる不可解な殺人事件―。宇宙開闢から大和朝廷の成立までの歴史をつづったという六色金神伝紀によれば、ここ津本は宇宙の中心であったという。異色伝奇ミステリー、書下し。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

koma-inu

33
保険調査員の直美が迷い込んだ陸の孤島。神話をバックに発生する事件は、全て超常現象的で壮絶。ミイラ化した死体、宙を舞い壁に激突する殺人、空中で燃えながら墜落する殺人。これらは全て見立である事も特徴で、本格ミステリリーダビリティはたっぷり。第2部の100頁のボリュームある解決編で全てが明かされますが・・こういう回収できましたか。バカミスで有名な作品との事で、覚悟してましたが😇二重三重の結末を持ってきたり、強引なハッピーエンドは、good。2025/09/15

usarlock

23
雪によって外界から断たれた村で起こる六色金神伝記になぞらえた凄惨な連続殺人に保険調査官の江面直美が巻き込まれる。このミステリの立ち位置的なものは有名だと思うが、そういう前情報無しで読みたい作品だったかな。結構な序盤でオチが想像できてしまう。ただ、そのオチからの最後の大詰めがきちんと作られていて感心しました。あと、自分の読解力が低いせいだろうけど、所々で誰が喋っているのかわからなくなって混乱したw2014/08/01

きのピ子

19
ちょっと想像してた作風と違ったな。私の個人的なバカミスの定義とかけ離れていたせいかな。とにかく漢字だらけの名前を覚えるのが大変で、解決編を読んでもイマいちピンと来なかった。それなりに面白かったですが。2014/08/05

ステビア

19
怪作。詰め込まれてて頭が混乱する!ものすごい剛速球で腕ごと持ってかれるような作品だ。漫然と読んでしまったのであまりスッキリしなかった(笑)2014/06/22

やまだん

15
「ゲッペルスの贈り物」で藤岡真の存在を知り,伝説的バカミスということで読みたいと思っていた本をついに読破。思ったほど「バカミス」ではなかった。六色金神歌に沿って発生する見立て殺人。合理的な解決などできないと思わせる連続殺人事件をそれなりにまとめている。あとから読み返すとあからさまな伏線がはられており,「よく考えられているな」と感心してしまった。藤岡真らしいつめこみっぷり。文章も読みにくい。登場人物も藤岡真作品らしい適度なアホさと,読む人を選ぶ作品。個人的には,結構楽しんで読むことができた(65点)。2018/08/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/530034
  • ご注意事項

最近チェックした商品