内容説明
ついにイエス・キリストの遺伝子の解明にあと一歩のところまでこぎ着けたトム・カーター。奇跡の治癒能力を手に入れるためには、遺伝子に適合する現実の人間を見つけなければならない。そして彼が突きとめた人物こそ、自分の妻を殺した暗殺者マリアだった。娘の救い主になる遺伝子は、冷酷な殺人者の体内にあるのだった―。驚きと感動のクライマックスへ一気にのぼりつめる傑作冒険ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
30
★★★★前半のスピード感そのまま後半も失速することなく最後まで楽しめる。内容もよくある遺伝子を題材としたミステリーではなく、イエスの奇跡を遺伝的要因と捉え、娘の遺伝疾患の解決に結びつける突飛さが現実的にありえそうで面白い。また最終までどのように収束するかの予測もつかない。最後の最後、イエスの復活細胞が見つかった場合、人口はどんどん増え 土地・食料等々様々な問題が生じることが予測される。実は世に蔓延る病気や事故、ひいては戦争や殺人、飢餓などもこのバランスを取るための神の道具と考えれば。。。考えさせられる。2014/08/16
anri0912
1
神の領域に手を出してしまった人間。 これは賛否両論ありそうだなぁ。 脳腫瘍の娘を助けるシーンが何だかあっけなく、少し拍子抜け。 科学が進み、どんな病気でも治る薬が出来たとしても 秘密裏で使って欲しい。 私は命の終わりは『神のみぞ知る』で良いや。2018/05/28
takehiro
1
これは面白かった。この遺伝子の働き方に気付いたトムが見事。2016/12/11
siro
1
面白かった。主人公のトムより、女性の方が魅力的なキャラだった。今ある技術の延長の近未来ではこの話みたいなことは実現できるのかな。2016/10/08
ぴよよ
1
まさに隠れた名作❗「秘密結社」や「キリスト教の秘密」に迫るダンブラウンのダ・ビンチコード、天使と悪魔が好きな私はきっと気に入るはず!とオススメしてくれた友達に感謝(´ω`)とても面白いのでもっとたくさんの人に読んでほしいな(´ω`)✴2016/08/26
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