内容説明
「田処銀吉」の名が容疑線上に挙がった時、佐伯警部補は一瞬鳩尾の奥に鈍痛に似た圧迫感を覚えた。田処はひと月前の「ＯＬ暴行未遂事件」の容疑者だったからだ。あらゆる要素が彼のクロを示していたが、結果は捜査本部の黒星。そして今度はＯＬ殺人事件で再び彼の名が挙がったのだ。もう誤認逮捕はしたくない。しかし、客観情況はクロを示している―（表題作）。多彩なテーマを鮮やかに描く傑作短篇集。
感想・レビュー
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kaikoma
2
半世紀近く前の作品は、有りそうで無い設定の物が多い気がします。セリフもどこか固く、ミステリー自体がもう少し読者層が限定されていたのかも知れません。旅情を絡めた物は、やはり魅力が有りますね。昭和の情景が何とはなしに浮かんで来ます。2017/01/04
kanamori
0
☆☆☆2011/10/18
