内容説明
2カ月間で8人の出産に異常が生じていた。それらはいずれも、バースセンターから救急でバークレーヒルズ病院へ送られてきた妊婦のケースだったことがわかる。レイは、何者かが人為的に事故を起こしているという確信を抱く。産婦人科の閉鎖を望む心臓外科医のマーコウ、麻酔医サム、かつての恋人ボー―だれもが怪しい。疑心暗鬼はつのるばかり。そしてついに、思いがけない手口と陰謀が明らかになる。
感想・レビュー
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朱音
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主人公・レイが勤務する病院のすぐそばにあるバースセンター。ちょっと日本と医療制度が違うからわかりにくいんだけど、そのバースセンターでは正常な自然出産のみを扱う、ということになっている。(帝王切開とかしてはいけないのだそうだ)で、難しい出産のばあいはレイの病院で、とまあ、「住み分けて」いたんだけど、自然出産だと思っててもその途中で…ってことはままあることで。そうなってしまうと、彼女の病院の方へ搬送されてくることになる。しかしどうもこのところ、そうやって運ばれてくる患者に、異常が多い…というのが事の発端。アメ2003/02/28