徳間文庫<br> 獅子の門〈1〉群狼篇

徳間文庫
獅子の門〈1〉群狼篇

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198910358
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

三十代半ば、ひょろりとした体躯、陳式太極拳の極意を持つ中国拳法の武道家・羽柴彦六は、各地を放浪中、五人の若者とかかわる羽目になった。芥菊千代、竹智完、志村礼二、加倉文平、室戸武志―それぞれ強烈な個性を放ち、彦六の武技に魅せられた男たちの生きざまと彼らを結ぶ運命の糸。そして明かされる彦六の放浪の秘密。圧倒的な迫力で描くエロスとバイオレンスが読者を魅了するシリーズ第一弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しぇりー

0
なんとも、言い難い読後感を残してくれた。でも、羽柴彦六はすごく興味をそそられるキャラだった。彼と出会う五人の少年、青年たちがこれからどんどん成長していくんだろうなぁと期待できる。強くなりたいと強く願い、強くなっていく。いくら強くなっても彼らの心は曇っているようで、スッキリはできなかったけれど、これがこの人の物語なのかなと思った。2013/09/09

やまだ

0
中国拳法の達人・羽柴彦六が5人の少年達との出会いを描いた連作。オカルト、SF要素のない作品として書かれた小説で(八卦などはすれすれな気もするが)、定番のぬらりとした節回しはあまりないが、読点と改行を多用した独特のリズムはいつも通りである。暴力とエロだけの小説というわけではなく、5人の少年達の孤独とルサンチマンをこれでもかと言うほどねちっこく書き、どれも救いがないどん詰まりのような物語だが、強くなりたいという登場人物の在り方は切なくも美しい。2013/07/06

punto

0
なんかずっと戦っている。これからってところかな。2011/10/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/117575
  • ご注意事項