内容説明
近代日本は、国力において、戦前には劣勢といわれながら開戦に踏み切った二つの戦争がある。勝利を得た日露戦争と敗戦を迎えた太平洋戦争である。一体両者の分かれ目は何であったのか。本書は、連合艦隊司令部に焦点を当て、東郷平八郎と山本五十六の両司令部の在り方を比較分析して、勝つ組織の条件を明らかにし、さらに生き抜き方についても、実り多い示唆を与える。
目次
両司令部の陣容
旅順港口戦対ハワイ・マレー沖海戦
マカロフ長官謀殺対珊瑚海海戦
戦艦「初瀬」「八島」沈没対ミッドウェー海戦
黄海海戦対ガダルカナル争奪戦
日本海海戦対山本五十六戦死