内容説明
今、医者の立場は経済的にも社会的にも厳しくなり、その姿勢が問われる時代になった。医者各々が、個性ある医療を実践しなければやっていけなくなってきたのだ。しかし、大きな組織の中にいると次第に意見も出なくなり、進歩もなくなってしまう―。現役の大学病院医師として医療の現状をふまえ、患者と医者との理想的な関係を提言する万人の必読書。『ナースステーション午後3時』に続く、待望の第二弾。
目次
「どうしました」
雨の日オババは待っていた
救急車の中で
医者へのお礼
血圧計は内科医の武器だ
病名付いても診断付かず
死亡診断書を書く
ボケ予防と引っ越し
あなたの病はあなたのもの
霧の中の大学病院〔ほか〕