内容説明
千八百年もの昔から現代まで、常に幅広く読まれ続けている『三国志』。そこには壮大なスケールで、多彩な人間ドラマが満ち溢れている。曹操、劉備、関羽、諸葛孔明…彼らは群雄割拠の世、広大な中国大陸に立って何を見、そして何を思っていたのだろうか。十年余の間、『三国志』ゆかりの地を歩き続けた著者が、豊富な知識と共に英雄たちの足跡を紹介する、構想新たな『三国志』紀行。
目次
桃園の誓い
「黄巾の乱」の発生地
曹操の郷里
天下分け目、官渡の古戦場
卑弥呼の使者が訪れた都
関羽の「首塚」
「三顧の礼」の史跡
長坂雄風
関羽、無念の地
赤壁の古戦場〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月十六(ニール・フィレル)
3
三国志に登場した舞台を実際に巡って解説した本。話題は三国志だけでなく、史記や近代中国史にも至る。三国志の登場人物をミソッカスとかいたり、劉表の動きを、荊州のモンロー主義と呼んだり、ところどころ面白いところがある。1997年のものなので、今はどうなってるか調べる必要はある。2014/12/16
よっちゃん
1
三国志の舞台を訪れて史実やフィクションを分けて解説している。何時の日にか行ける時が来るのだろうか?2020/04/04
goldius
0
これはプロレタリア紀行文学です。ギャグが爆裂してるので凄い。2004/01/30