内容説明
印度洋の覇権を左右するソコトラ血戦の幕は開かれた。日英同盟軍は駆逐艦を後方に内陸侵攻を始めるが、独軍装甲部隊パンテル戦車の逆襲により作戦は崩壊、上陸部隊は大混乱に陥った。第二戦線の勝敗を巡る死闘の末、海岸を確保した同盟軍はハディヴを目指し、進撃する。鋼鉄と鋼鉄、血と肉とが激突するソコトラの激戦が最高潮に達しようとしているなか、太平洋ではUボートによる損害が激増しつつあった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カラヤ3
1
ソコトラ陸上戦。自分の砲撃が通用しない相手に立ち向かわないといけないのは絶望しかなかっただろう。駆逐艦を海岸近くに持ち込んでの対戦車戦闘は迫力あった。2020/02/02
権三郎
1
インド洋の作戦が終了。この後枢軸は太平洋を押し渡っていくわけだが、「パナマ侵攻」の続きは、もう出版されないのだろうか?2017/02/28
かくれんぼ
0
ガルパン見てからだと、戦車戦楽しそうだと思うけど、やっぱり戦車戦はもっと酷いものだよな。全く効かない日本戦車の砲弾とか絶望するよな。 この作品ではソコトラ島が舞台だったけど、大戦車戦とか調べたいからやっぱり東部戦線を勉強しないといけないな。2016/02/01
dknk
0
引き続き再読。きりがないのでソコトラ島のケリが付くこの巻でやめておく2015/05/06
鐵太郎
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海岸にまでなだれ込んだドイツ戦車部隊に対し、海岸近くで補給を受けていた清水貞樹中尉の乗り組む、先の海戦で中破した駆逐艦<初雪>が立ちふさがります。駆逐艦の12.7センチ砲と40ミリ、25ミリ機銃が海岸を掃射します。これに対し、突進する戦車大隊の側面を守る一隊は、迫るフネに向けて88ミリ砲を次から次へと撃ち込む。距離を取れば駆逐艦に分があったかも知れないが、そんな余裕などない。まともな装甲などない駆逐艦に、戦車砲は文字通り全弾命中し、旧式駆逐艦を叩きのめす。うむ、大介節絶好調。2008/04/12
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- 和書
- 死せる湖 文春文庫