感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
湖都
13
徳川吉宗の時代に活躍した御庭番衆の短編集。1人1人が色々な場所に潜入し、幕府のために活躍するというのが趣旨。その背景には、吉宗が将軍になる過程での紀州と尾張の争いや、御庭番とかつての諜報機関・伊賀者の争いがある。気になったのは、御庭番の人数が限られる割に1人1人の潜伏期間が長いこと。人手足りたのかしら。逃亡中に終了など、結構唐突に終わる話があったのも気になった。あとは、最後から2つ目の短編でこれまでの短編の主人公を務めた御庭番衆が出てきて伊賀者と総力戦になるのだが、双方全く隠密の戦いではなかったこと。笑2019/09/25
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