内容説明
あほうを阿呆と書くのは当て字らしいが、先人はうまい表記を考えたものだ。「呆」は赤ちゃんにおむつをした姿を描いた字。そこであほうは知恵の足りない赤ちゃんのようなもの、と誰かユーモアを利かして阿呆と書いた次第だ。本書は漢字の原点に還って漢字という記号の由来・意味をふんだんな絵と中国古代の面白い話から読み解く。読めば漢字に強くなる。漢字ブームの仕掛人である著者が贈る待望の書下し。
目次
第1章 赤ちゃんと女は漢字の源―人間篇
第2章 頭からヒップまで漢字になる―身体篇
第3章 犬も猿も漢字の仲間―自然篇
第4章 漢字になった道具たち―文化篇